こんにちは、らそりんです。私が好きなアガサ・クリスティについてブログで勝手にシリーズ化しています。今回は本人とおすすめ作品の紹介編です。
アガサ・クリスティの”とんでも事件”などについても記載しています。
『ナイル殺人事件』勝手に公開記念!当ブログのクリスティシリーズ4は下記より
目次
アガサクリスティのおすすめ小説と映画
私がアガサクリスティファンになったのは成人してからです。
幼少の頃から有名作品は読んでいましたが、学生時代は自由研究の題材にしてしまうほどのシャーロキアン(シャーロック・ホームズファンの呼称)でした。
らそりん
女子あるあるですよね。ポワロよりホームズのほうがイケメンなので…。
そんなわけで本格的にアガサ・クリスティにハマったのはドラくんを妊娠中でした。
ドラくん
僕がお腹にいるときに推理小説を読んでいたの?
うん、妊娠期になぜか推理小説にハマってたんだよ…
らそりん
推理小説というのもさることながら、タイムマシンがあったら行ってみたい…コスプレするなら着てみたい…。そんな現代より”少し前”の時代設定であるアガサ・クリスティが書く情景描写が絶妙にツボってしまったのです。
早川書房さんのクリスティー文庫のおかげで、日本ではブックオフや図書館を利用すれば安価で全巻制覇も可能です。電子書籍化もされています。
アガサクリスティとは?
アガサクリスティはイギリスの推理作家でミステリの女王と呼ばれています。
代表シリーズは「名探偵ポワロ」と「ミスマープル」です。読書が趣味でなくても、名探偵ポワロやアガサクリスティの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
今日はアガサファンの私が小説と映像作品のおすすめを勝手に紹介してみます。
ミステリー以外の小説や隠れた名作も!おすすめ小説
歌詞がこわい…「そして誰もいなくなった」
ネタバレ厳禁!隠れた名作「終わりなき夜に生まれつく」
この小説はポワロでもマープルでもないのですが個人的にとても好きな作品です。
学生の頃「エンドレスナイト」という映画が好きだったのですが、成人してから「終わりなき夜に生まれつく」を読み進めているうちに…
らそりん
あの映画と同じだ!原作はアガサだったんだ!
と気づきました。そういった経験はなかったので衝撃を受けてますます好きになった作品です。
ルーシー登場!「パディントン発4時50分」
ミスマープルシリーズの作品です。殺人を目撃する描写や潜入捜査など読んでいて情景が浮かびワクワクとしてきます。
2018年には天海祐希さん主演で日本でもドラマ化されていましたね。
アガサクリスティ版主婦考察「春にして君を離れ」
この本はアガサクリスティがメアリウェストマコットという別名義で書いたミステリーものではない小説です。
主婦のやりきれなさ、夫婦のすれ違い…といった心理的描写が中心となっています。
アガサクリスティ原作のおすすめ映画
映画は下記の2作品をおすすめします。
結末まで片時も見逃せない!原作「検察側の証人」の映画版「情婦」
大女優マレーネデートリッヒと名監督ビリーワイルダーがタッグを組んだ名作中の名作で原作は「検察側の証人」というタイトルです。
主人公のデートリッヒの魅力というより魔力に近い絵力が画面から滲みでてきます。
どんでん返しに継ぐどんでん返しで、モノクロ映画ですが見応えたっぷりの本当におすすめ作品です。
犯人の動機が悲しい「クリスタル殺人事件」
この映画のミスマープル役は「ジェシカおばさんの事件簿」でおなじみのアンジェラランズベリーです。
他にもエリザベステイラーとキムノヴァクにロックハドソン等、まさにオールスターキャスト映画と言えるのではないでしょうか!
原作は「鏡は横にひび割れて」です。
アガサクリスティ最大のミステリー失踪事件
アガサクリスティは大作家なのに驕らずどちらかといえば地味な印象なのですが、生涯で1度だけ女優並みの事件を起こしています。それが失踪事件です。
アガサ・クリスティの失踪事件とは?
当時36歳のアガサ・クリスティが事故車を残したまま11日間失踪した騒動です。保養地のホテルに夫アーチボルトの愛人だったテレサ・ニール名義で宿泊していたところを保護され解決しました。
すでに有名作家だったため、あのコナン・ドイルもコメントを出したりする大騒動となったこの出来事、イギリスではAgatha Eleven Missing と呼ばれているそうです。
失踪事件についてはこちらの記事を参考にすると当時の状況をより深堀りできます!
自伝もベストセラーになっていますが、その中でも失踪事件についてはほとんどふれておらず結局真相は謎のままです。
一瞬、記憶を失くしていたのかもしれないけれど時系列をみると失踪の間ずっと記憶喪失だったとは思えないなぁと感じてしまいます。
とはいえ失踪当時囁かれた自作自演というのも現在語り継がれているアガサクリスティの印象とは異なるし…
ご主人の不倫や小説の執筆から一時的に逃避したくなって起こしてしまった事件なのでしょうか?本人が一番のミステリーって凄いですよね!
この失踪事件後「アクロイド殺し」を発表したアガサ・クリスティは大ベストセラー作家の道をひた走っていくこととなります。
ちなみに、この失踪事件は「アガサ 愛の失踪事件」として映画化されています。謎を追う男性役にダスティン・ホフマン、アガサ役にヴァネッサ・レッドグレイヴ、不倫夫役にティモシー・ダルトンという配役でした。
物語自体は微妙だったのですが、ヴァネッサ・レッドグレイヴがアガサ・クリスティ。アーチーがティモシー・ダルトンて絶妙ですよね!
もう一度みたくて動画配信サービスで常に探しているのですが、どこにも見当たりません。どなたか見かけたら教えてほしいです。
ベストセラー作家としての矜持
ミステリー小説に関わらず”シリーズもの”のファンとしては最終話がどうなってしまうかが心配事のひとつですよね。
アガサクリスティは自分に”もしも”のことがあっても大丈夫なようにポワロシリーズの途中には最終話の「カーテン」を執筆済みで死後出版する段取りをしていたそうです。
らそりん
プロですよね〜
実際にはアガサの生存中にポワロシリーズを無事に終えることができています。
日本はイギリスに次ぐ「クリスティ沼」大国!
近年ではフジテレビで三谷幸喜氏と野村萬斎氏のポアロシリーズ(三谷さんはポワロじゃなくてポアロ派なんですよね)、テレ朝でアガサ・クリスティドラマSPが数年ごとに放映されています。
また早川書房のクリスティ文庫があるおかげで日本にはアガサクリスティのミステリー小説以外のトリビア本などもたくさんあるので、一度ハマると長い期間をかけてクリスティ沼を堪能できますよ。
クリスティ沼にハマるとアフタヌーンティーやリゾートステイ、お城巡りなど、派生してたくさんのことに興味がうまれてきます。
ミステリ好きなら、アガサ・クリスティのトリックが元ネタになっている小説も山ほどあるのでそれらを探すのを楽しみながら読んでみるのもおすすめです。
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